お母さま、今日も本当にお疲れさまでした。
時には子ども同士のケンカを仲裁することもありますよね。
そんなとき、「戦わずして勝つ」という「孫子の兵法」の考え方が役立ちます。
ケンカしなくても解決できたら?
おもちゃの取り合いが始まると、「取られた!」「返してよ!」と泣き声が響きがち。
つい「もう、ケンカしないで!」と少し強い口調で止めてしまうこともありますよね。
でも、ケンカになる前に「どうしたらケンカをしないで済むかな?」と考えられたら――それこそが「戦わずして勝つ」知恵の使い方です。
お母さまの共感が「解決の糸口」に
ケンカをしたがっているわけではなく、「そのおもちゃでどうしても遊びたい!」という気持ちの衝突がケンカにつながります。
まずは「〇〇ちゃんはこのおもちゃで遊びたいんだね」とお子さまの気持ちを受け止めると、ぐんと落ち着きやすくなります。
そのうえで「じゃあどうすればケンカにならないかな?」と一緒に考えてみましょう。
今日の小さなヒント
おもちゃの取り合いが起きたら、まずは気持ちを言葉で受け止めましょう。
「〇〇ちゃんはこうしたいんだね」「△△ちゃんはどう思う?」と、一人ずつ気持ちを聞くと、次にどうしたらいいか一緒に考えやすくなります。
実践へのステップ
ケンカが始まりそうなとき、「どうしたら2人とも楽しく遊べるかな?」と問いかけてみましょう。
お子さまが自分で解決策を出せたら、ぜひ「いい考えだね」と認めてあげてください。
その小さな成功体験が「考えればケンカしなくてもいいんだ!」という気づきにつながります。