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周りと自分を知る第一歩

まわりをよく見ることが、自分を知る鍵になる


お母さま、今日もお疲れさまでした。
お仕事や家事、子育てを頑張った日の終わりに、ほっと一息つける時間。そんなときこそ、お子さまの成長をゆっくり振り返ってみませんか?

「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」

これは「孫子の兵法」の中でも有名な言葉。
「相手のことを知り、自分自身のことを知れば、百の戦いで危ういことはない」という意味です。
子どもたちにとっての「彼を知る」は、まわりのお友達や環境を知ること。
「己を知る」は、「自分は何が好きで、どんな気持ちを持っているか」を知ることにあたります。

遊びの中で「周りをよく見る力」が育つ

お子さま同士がブロックや積み木で遊ぶとき、「どんな形を作ろう?」「誰がどんな色を使っているかな?」と自然に観察しはじめます。
これが「彼を知る」一歩です。
また、「僕はこれが好き!」「私はこの色がいい!」と自分の好みを見つけることは、「己を知る」練習にもなります。

今日の小さなヒント

お子さんと一緒に散歩に出かけてみましょう。
道端の植物や虫などを見つけたら「どんな形してる?」「どんな色かな?」と問いかけてください。
自然に目を向けることで、観察力と「自分はこう思う」という気づきが育ちます。

実践へのステップ

明日、お子さんと遊ぶときは「これどうしたらもっと楽しくなる?」と聞いてみてください。
お子さまのアイデアを大切に受け止め、一緒に試してみましょう。
周りを意識しながら「自分がどうしたいか」を言葉にする力が伸びていきます。