誠実さがなければ、人として信用されない
お母さま、今日も一日お疲れさまでした。
「おもちゃを片付けるって言ったのに、やってくれない……」
「あと5分で終わりねって約束したのに、全然やめない……」
こんなことで悩むこと、ありませんか?
子どもが約束を守れないのは「わざと」じゃない
小さな子どもは、時間や約束の概念がまだ曖昧だったり、「楽しい」気持ちが先行してしまったりして、つい約束を忘れてしまいがち。 「守ることが大事だ」と言われても、どう大事なのかをまだ理解できていないことも多いのです。
「信」は「相手を信じ、裏切らないこと」
論語の「信(しん)」は、誠実さを意味します。
お母さまが「ちゃんと片付けてくれる」と子どもを信じて待つ姿勢も大切ですし、子どもにとっては「お母さんとの約束を守ると、お母さんが喜ぶ・安心する」という経験が何よりの学びになります。
具体的なステップ
ステップ1:約束を明確にする
- 「おもちゃを片付けようね」ではなく、「ごはんの前におもちゃをお片付けしようね」とタイミングを具体的に示す。
ステップ2:できたら思い切りほめる
- 「ちゃんと守れたね!すごいね!」と、守れたことそのものを喜んであげる。
ステップ3:できなかったら一緒にやってみる
- 「じゃあ、ママと一緒に片付けてみようか」と声をかけ、できるようになるまで寄り添う。
お母さまの「子どもを信じる気持ち」と「サポートしてあげる姿勢」が、子どもの「約束を守る力」を育てていきます。
次回は、「かしこくなるって、どういうこと?(智)」のお話です。
おやすみなさい。
あなたとお子さまの未来が、たくさんの笑顔に満ちたものとなりますように。