正しいとわかっていながら行動しないのは、勇気が足りない証拠
お母さま、今日も一日お疲れさまでした。
公園で遊んでいると、順番を守らない子どもたちにどう対処すればいいか迷うこと、ありませんか?
「うちの子にはルールを守れる人になってほしいけど、どう伝えたらわかってくれるんだろう?」
「義」は「正しさを知る」だけでなく「行動すること」
「義」とは、道理にかなうことを実行する勇気。
「これが正しい」と感じていても、実際にそれを選ぶのはなかなか難しいものです。
子どもが順番を待てずに割り込んでしまったとき、「ダメでしょ!」と叱るのは簡単ですが、実はそれだけでは「なぜダメなのか」が子どもに伝わりにくい。
一緒に「理由」を考えてみる
順番を守らないとき
- 「どうして並ばなきゃいけないんだろう?」と問いかける。 お子さまと一緒に「みんなが平等に遊べるため」「自分が待っているとき、割り込まれたら嫌だから」など、理由を確認してみてください。 そうすると「順番を守る=みんなが気持ちよく遊べること」だと理解しやすくなります。
宿題を嫌がるとき
- 「ちゃんとやりなさい!」とすぐに叱るのではなく、「どうしてやりたくないの?」と聞いてみる。 眠いのか、飽きてしまったのか、ほかの理由があるのか――理由によって接し方も変わってきます。 子どもが自分の気持ちを伝えられるだけでも、「話を聞いてもらえた」という安心感が生まれます。
「行動する勇気」をほめてあげる
子どもが「正しいことを選ぼう」としたときには、どんなに小さな一歩でも大いにほめてあげてください。
「ちゃんと並べたんだね。偉かったね!」
「自分から宿題を始めたんだね、すごいじゃない!」
その積み重ねが、子どもの「正しいと思ったことを実行する心」を育てます。
次回は、「ごあいさつができると、どうしてうれしいの?(礼)」のお話です。
おやすみなさい。
あなたとお子さまの未来が、たくさんの笑顔に満ちたものとなりますように。