「小学校までに、ひらがなは書けた方がいいかな?」
「習いごと、もう始めたほうがいい?」
子どもの未来を思うからこそ、
今、やるべきことに追われてしまう…そんなこと、ありませんか?
でも、ルソーは言います。
「子どもの未来は、「今」の積み重ねの先にしかない」と。
先のことばかり見ていると、目の前にいる子どもの小さな成長に、気づけなくなってしまいます。
今日、泣きながらもがんばって着替えたこと。
お友だちにおもちゃを「どうぞ」って言えたこと。
「ママ、見ててね!」と目を輝かせたあの瞬間。
その「今」こそが、未来への栄養になるのです。
「ちゃんとできた?」じゃなくて、「今日、どんな気持ちだった?」とたずねてみましょう。
子どもの「今」をまるごと受けとめることで、「わたしはこのままで大丈夫」っていう安心が、心に育っていきます。
未来を心配するより、今日をいっしょに味わうこと。
それが、何よりも強い「未来づくり」なのかもしれません。
次回は
「育つ力を信じる。それが、愛」
〜 子どもを信じて待つ、ママのまなざし 〜
です。