わ碁ころ幼稚園ロゴ
© 囲碁教育普及協会

子どもは、急がなくていい

まわりと比べて焦ってしまう日々に、そっと寄り添う言葉


「○○ちゃんはもう字が書けるのに、うちの子はまだ…」
そんなふうに、つい比べてしまうこと、ありますよね。

でも、ルソーは言いました。
「子どもには、その子だけの 育つ時間 がある」と。

植物にたとえてみましょう。
ひまわりは、太陽に向かってぐんぐん伸びるけど、
チューリップは、土の中でじっくり春を待つ。

どちらが早いとか遅いとかじゃない。
それぞれのタイミングで、ちゃんと咲く準備をしているんです。

子どもも同じ。
「まだできない」のではなく、「今はその時じゃない」だけ。
大人が焦ると、子どもも苦しくなります。

今日、できたことを数えるのを、少しだけやめてみましょう。
代わりに、「今日も元気に生きてる」「笑顔で遊べた」
そんな小さな芽に、気づいてあげる時間を作ってみませんか?

そして、心にそっと言ってあげましょう。
「急がなくていいよ。あなたのペースで大丈夫」

それが、育ちの土台になるやさしい光になります。

次回は
「できる子にしようとしない」
〜 子どもを「結果」で見ない、ルソーのまなざし 〜
です。