囲碁をしていて、子どもが石を取られてしまった。
泣きそうな顔をしていると、つい「かわいそう」と思って助けたくなります。
でも、ルソーは言います。
子どもには、失敗する権利がある。
失敗から立ち直る経験こそ、子どもを強く育てます。
「どうして取られちゃったのかな?」「次はどうする?」
その問いかけが、子どもの思考と意欲のスイッチになります。
アドラー心理学でも、「失敗は挑戦の証」であり、「失敗しても価値ある存在だと感じられること」が自己肯定感を育てると言われています。
囲碁の中での小さな失敗は、人生の大きな練習。
悔しい気持ちも、次のチャレンジの力に変わっていきます。
大人が必要なのは、「手助け」よりも「信頼」。
「大丈夫。またやってみよう」
その一言が、子どもの心をまっすぐ支えるのです。