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17年後にあなたが自分を信じて歩けるように

アドラー心理学で育った子どもが語るメッセージ


お母さま、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
毎晩、ほんの数分でもこのシリーズを読みながら、
「わたしにもできそう」と感じていただけていたら、とてもうれしいです。

ここで、これまでのお話を少しふり返ってみましょう。

7つのやさしい種まき

  1. 完璧じゃなくていいんだよ
    子どもも、ママも、間違えていい。
    育児は「失敗」ではなく「成長」の途中。
  2. 「ありがとう」で、心がふわっと育つ
    お手伝いの一言に、感謝をのせて。
    子どもは「自分は役に立てる」と実感します。
  3. 「見ててね」で伝わる、つながりの喜び
    子どもの目線にしゃがんで、見守るだけで十分。
    それだけで、安心と信頼が育ちます。
  4. どうしたら仲良くできるかな?
    ケンカやすれ違いは、学びのチャンス。
    ママが“分けて考える力”を見せてあげるだけで大丈夫。
  5. 「ダメ!」より「ママはこう思うよ」
    怒るより、感じたことを伝える勇気を。
    子どもは、ちゃんとママの気持ちを受け止められます。
  6. ママが決めすぎなくていい
    子どもに選ばせてみる。時間はかかっても大丈夫。
    「自分で決めた」経験が、自信の土台になります。
  7. 「失敗しても大丈夫」って伝えよう
    石けりでつまずくのも、パンツを裏返しに履くのも。
    ぜんぶ「生きる練習」の途中。やり直せるから、育つんです。

アドラー心理学が教えてくれること

子育てに必要なのは、「こうあるべき」と子どもを「変える」ことではなく、「この子にはきっと力がある」と「信じて待つ」ことでした。

焦らなくて大丈夫。
「信じる」というまなざしは、すぐに目に見える成果にはならないかもしれません。
でも、ふり返ったときに気づくんです。

あのときの、
「ありがとう」「見てるよ」「やってみなさい」
そんな一言が、17年後の子どもの背中を支えていたって。

これからも、子どもと一緒に育つ日々を

子育てに「完璧」はありません。
うまくいかない日があってもいい。
ママが泣いた日も、子どもはちゃんと見てくれていたりします。

アドラー心理学がくれたのは、「信じる勇気」と「寄り添う力」。

そして、ママ自身もまた、子どもと一緒に「育つ存在」であることに気づかせてくれました。

おやすみなさい。

お子さまの寝顔を見ながら、今日もたくさん頑張った自分を、少しだけ褒めてあげてください。

明日もまた、新しい一日。
子どもと一緒に、笑ったり、悩んだり、立ち止まったりしながら、少しずつ信じる力を育てていきましょうね。