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お母さま、今日も一日、本当にお疲れさまでした。
お仕事や家事、そしてお子さまのこと――目まぐるしく過ぎていく毎日のなかで、夜になると「少しだけゆっくりしたいな……」と思われる瞬間があるかもしれませんね。
そんな大切な夜のひとときに、今日は「知恵」についてお話ししてみたいと思います。
3歳、4歳、5歳……子どもたちは本当にあっという間に成長していきます。
「どうして空は青いの?」「なんで雨が降るの?」
小さな問いかけは、子どもが世界を知ろうとする大切な一歩。
これが実は「知恵」の芽生えです。
中国の古い書物「孫子の兵法」には、「戦わずして勝つ」という有名な言葉があります。
「兵法」と聞くと物騒なイメージがあるかもしれませんが、本来は「知恵」を使って無駄な争いを避け、上手に解決するための考え方です。
子どもたちがケンカをしなくても、お互い納得できる方法を考えられるようになる――それが「戦わずして勝つ」の大切なエッセンスです。
お子さまがブロックやお絵かきに夢中になるとき、「どうしたら上手くできるんだろう?」と頭を働かせています。
そのとき、お母さまが「もう少しこうしたらどうなるかな?」と寄り添ったり、一緒に楽しむ姿を見せてあげるだけで、子どもの心はぐんと育っていきます。
知恵は「教える」だけでなく、「一緒に考える」ことで自然と伸びていくもの。
ぜひ、一緒に楽しむ気持ちを大切にしてみてくださいね。
お子さんの「どうして?」に、一緒に図鑑や絵本を開いてみましょう。
答えがわからなくても「一緒に考えてみようか」という姿勢が大切です。
子どもは「自分の疑問を大事にしてもらえている」と感じるだけで、ぐんぐん思考力を育みます。
明日から、お子さんの「なぜ?」をなるべくスルーせずに受け止めてみましょう。
「お母さんもわからないけど、一緒に調べようか」と声をかけるだけでOK。
「一緒に探すこと」が、子どもの好奇心や考える力を大きく伸ばします。