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「わが子に幸せになってほしい」
それは、どの親も願う、まっすぐな思いです。
けれど、何をすれば「幸せ」につながるのか──今の時代、その答えはとても見えにくくなっています。
AIやテクノロジーが進化するいっぽうで、人と人とが分断されやすく、正解のない問いに立ちすくむ場面も増えました。
そんな社会だからこそ、私たちは、子どもの「心の声」に耳をすますことを大切にしたいのです。
わ碁ころ幼稚園では、「囲碁」という静かなあそびを通して、子どもたちの内側からわき出る気持ち──
「やってみたい」「自分で考えたい」「ちょっと待ってみようかな」
そんな、小さくて深い心のつぶやきを、ていねいに受けとめることからはじまります。
子どもにとって、遊びはすべて「ことば」なのだと思います。
まだ語彙の少ないその年齢でも、ちゃんと気持ちはある。ちゃんと伝えようとしている。
私たちは、そのメッセージを受けとる「通訳者」のような存在でありたいと願っています。
知識や成果ではなく、心の動きそのものに光を当てる。
できる・できないよりも、「自分のままでいていい」と思える土台を育てる。
そして、他者と共に生きる力を、小さな遊びのなかから静かに育んでいく。
それが、わ碁ころ幼稚園の根っこにある想いです。
どんな花を咲かせるかは、子ども自身が選んでいくことでしょう。
でも、どんな土の中で育つか──それは、私たち大人が共に守っていけることです。
未来を担う子どもたちが、自分の力で立ち、自分の足で歩めるように。
私たち大人もまた、一緒に学び、一緒に育ち合える社会をつくっていきたいと願っています。