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お母さま、今日も本当におつかれさまでした。
「またテーブルにジュースをこぼして…」
「せっかく畳んだ洗濯物をグチャグチャにして…」
そんな小さな「お手伝いトラブル」、経験ありますよね。
でもちょっと待ってください。
その「うまくいかないお手伝い」の裏には、実はとっても大事な宝物が隠れているんです。
アドラー心理学では、子どもが「自分は役に立っている」と感じられること、つまり「貢献感」が心の健やかな成長に欠かせないと考えます。
子どもは、「役に立ちたい」「ママに喜んでほしい」と願っているんです。
たとえ失敗しても、そこには「手伝いたい」という気持ちが込められています。
ある日、5歳の娘さんが洗濯物をたたんでくれました。
でも、Tシャツはクシャクシャ、靴下は片方だけ。
お母さんは思わず言いそうになります。
「あぁ…ぐちゃぐちゃ!やり直さなきゃ。」
でもグッとこらえて、こう声をかけてみました。
「たたんでくれたの?ありがとう!ママうれしいな。」
「靴下、もう片方も探してくれる?」
すると、娘さんの顔がパッと明るくなって、うれしそうにもう片方を探しはじめたそうです。
それだけで、子どもの心に「自分は役に立てる」という自信の芽が育っていきます。
今夜の食器洗い、思い切ってお子さまにもお願いしてみませんか?
「コップを一緒に洗ってくれる?」
「ふいてくれたらうれしいな。」
「ありがとう!ピカピカになったね。」
その小さな「ありがとう」が、子どもをもっと「やってみよう!」という気持ちにさせてくれます。
次回は、
「ママ、見ててね!」
〜 承認欲求ではなく、共同体感覚を育てよう 〜
です。